食費切り詰めの手段として、ネット上で話題を集めているのが「ブロッコリースプラウトの自宅栽培(スプラウティング)」だ。専用の栽培容器や100円ショップのザルを使い、種と水だけで1週間程度で収穫できるという。
実際に自家栽培を始めた30代男性に話を聞いた。「種子パック(約300円)で5〜6回分の収穫ができるため、1回あたりのコストは50円以下に収まる。圧倒的に安いです」。数字上はスーパーで購入する半額以下の計算になる。
しかし、リスクや手間も無視できない。特に気温が上がる時期の雑菌繁殖やカビの発生リスクだ。水替えを1日2回怠ると異臭がしたり、発芽率が落ちて失敗するケースも報告されている。また、市販の栽培用種子が「スルフォラファン高濃度株」である保証はなく、栄養価の担保という点では市販メーカー品に軍配が上がる。手間と衛生管理のリスクを許容できる人にとっては確かな節約術だが、誰もが手軽に成功できるわけではないのが現実だ。