仏名優ドパルデューの現在と疑惑の裁判|ロシア移住から続く激動

仏名優ドパルデューの現在と疑惑の裁判|ロシア移住から続く激動

仏名優ドパルデューの現在と疑惑の裁判|ロシア移住から続く激動を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を分かりやすく展開します。

スキャンダルに塗れた現在であっても、ドパルデューが20世紀後半から21世紀初頭の映画史に刻んだ功績を完全に抹消することはできません。中央フランスのシャトールーで極貧の家庭に生まれ、文字の読み書きすら不自由な荒れた少年時代を過ごした彼は、パリに出て演劇と出会ったことで運命を一変させました。

1974年の映画『バルスーズ』で粗野で魅力的なチンピラ役を演じて一躍スターダムに駆け上がると、フランソワ・トリュフォー監督の『終電車』(1980年)でセザール賞主演男優賞を受賞。フランス映画の屋台骨としての地位を確立します。

その頂点となったのが、1990年の傑作『シラノ・ド・ベルジュラック』です。大きな鼻に劣等感を抱きながら詩情豊かな恋文を代筆する悲劇の剣客を熱演し、カンヌ国際映画祭男優賞と自身2度目のセザール賞を獲得。米アカデミー賞主演男優賞にもノミネートされ、フランス語映画の俳優として異例の世界的大成功を収めました。豪快さと繊細さを同居させたその演技は、世界最高峰の評価を獲得したのです。

高橋 健太
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高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。