そもそもデータローミングとは、自国で契約している通信会社(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなど)のエリア外に出た際、現地の提携携帯会社の電波を使って通信を行う技術だ。
問題は、その通信経路にある。現地の基地局を通したデータは、一度日本のキャリアの設備を経由してインターネットへと接続される。この「電波のまたぎ」にかかる仲介コストが、海外通信料のベースとなるのだ。
かつてのような「1日数十万円」という無制限従量課金パニックは減った。しかし、キャリアが提供する海外定額オプションを事前に申し込み忘れたままデータ通信をオンにしてしまうと、1日あたり数千円の自動適用料金が課金され続ける。数日間の滞在で数万円の請求が届く原因のほとんどは、この「設定の不注意」にある。