長年ファンを騒がせてきた「トトロ死神説」や「メイ幽霊説」。その最大の根拠とされたのが、物語後半でメイの影が描かれていないように見えるシーンの存在や、トウモロコシを届けた後にサツキとメイが木の上が影で見守るエンディングの描写だった。しかし、スタジオジブリ公式は「作画の省略であり、影がないのは時間帯の演出や画面の整理によるもの。トトロが死神という噂は一切ありません」と明確に否定している。
作中における二人の関係は、死者の世界への誘いなどではなく、無邪気で生気に満ちあふれた子どもと、人知れず森を守る大自然の精霊との幸福な交流そのものだ。2026年最新の考察においても、迷子になったメイを救うためにサツキがトトロへ助けを求めた際、トトロがネコバスを呼び寄せてメイのもとへ走らせた展開は、森の精霊が純粋な子どもたちの生命力と深い愛情に共鳴した証左として高く評価されている。