「このキャベツ、今朝5時に近隣の農家から直接軽トラで運び込まれたものなんですよ」。青果コーナーの担当者が汗を拭いながら笑う。棚に並ぶ野菜はどれも葉がみずみずしく張り詰めており、価格札に書かれた数字は近隣の大手チェーンより2割以上も安い。
安さの理由はシンプルかつ泥臭い。市場を介さず、地域の生産者と長年培った信頼関係のもとで直接取引を行っているからだ。卸業者を通さないことで中間マージンを大幅に削り、その還元分をそのまま店頭価格へと反映させる。大手には真似できない小回りの利く調達ルートこそが、高鮮度・低価格の源泉となっている。