現在、新大阪駅周辺では、過去半世紀の歴史を塗り替えるメガプロジェクトが本格化しています。JR東海が進める「リニア中央新幹線」の全線開業構想と、JR西日本・鉄道建設・運輸施設整備支援機構による「北陸新幹線(敦賀〜新大阪)」の延伸計画です。
国土交通省および各鉄道事業者の計画資料によると、新大阪駅はこれら2つの国家的幹線鉄道を受け入れるため、地下40メートル以深の「大深度地下」に大規模な地下ホームを建設する方針が固まっています。これにより新大阪駅は、
- 東海道新幹線(JR東海・地上高架)
- 山陽新幹線(JR西日本・地上高架)
- リニア中央新幹線(JR東海・大深度地下)
- 北陸新幹線(JR西日本・大深度地下)
という、日本の大動脈新幹線4系統がひとつの駅に集結する、世界でも類を見ない「4層メガジャンクション」へと進化を遂げることになります。
2026年に開業した大阪駅(うめきたエリア)の地下ホームと新大阪駅を結ぶ「なにわ筋線」の工事も進んでおり、これが完成すれば関西国際空港や難波方面への所要時間も劇的に短縮されます。かつて「梅田から離れた不便な水田地帯」と揶揄された新大阪は、60年以上の歳月を経て、名実ともに関西圏で最も拡張性に富んだ国土軸の要衝へと昇華しようとしています。