スマートフォンのUSB Type-C端子やLightning端子、イヤホンジャックの接触不良に悩まされた場合、スプレーを直接端子穴へ噴射するのはショートや故障の元となります。密閉された端子内部に液体が滞留すると、内部基板への浸入や腐食を招くためです。
安全なクリーニング手順として推奨されるのは、「綿棒に液剤を少量染み込ませて物理的に拭き取る」方法です。極細タイプの綿棒や、厚紙の先端に接点復活剤を極微量染み込ませ、端子内部の金属ピンをやさしく数回撫でるように清掃します。
また、無水エタノールを代用した接点復活も非常に効果的な選択肢です。純度99.5%以上の無水エタノールは皮脂汚れやホコリを素早く溶かし、瞬時に完全揮発するため基板を傷めません。端子内部が単にゴミや手垢で汚れているだけであれば、無水エタノールでの拭き掃除だけで十分に充電機能が回復します。ただし、金属端子自体が激しく酸化・摩耗している場合は保護皮膜を作れないため、その段階で初めて接点復活剤の出番となります。