北朝鮮国内に点在する収容施設の中でも、とりわけその恐ろしさで知られるのが耀徳政治犯収容所(15号管理所)だ。ここでは、政治犯とみなされた人々やその家族が、裁判手続きを経ることなく終身隔離されている。過酷な強制労働と極度の食糧難が人々を追い詰め、わずかな空腹を癒すために虫や草を口にすることも珍しくない。
管理所内での規律違反や脱走計画に対する処罰は苛烈を極める。見せしめのための公開処刑や、看守による暴力が日常の光景と化している。監視塔から銃口が睨みを利かせる中、受刑者たちは人間としての尊厳を奪われ、文字通り使い捨ての労働力として扱われているのが現実だ。