激しい動きの中で安定した演奏を届けるためには、体幹の引き上げ(トールポストゥア)が欠かせない。みぞおちの奥から頭頂部にかけて一本の糸で吊り上げられているような感覚を維持することで、横隔膜への不要な圧迫が取り除かれる。息がスムーズに通り、ブレスの深さが大きく変わる仕組みだ。
強豪団体の現場では、楽器を構えた状態でのバランスボードを使った体幹トレーニングや、静止状態から一瞬でトップスピードに乗る加速プレイスメントの練習が繰り返されている。体幹がブレなければ、どれほど高速なステップを踏もうとも、ベル(管楽器の発音口)の揺れは最小限に抑えられる。