マザーレイクとも呼ばれる琵琶湖を舞台にする以上、環境配慮への要求水準は極めて高い。花火の燃えかすによる水質汚染や、過度の騒音による生態系への影響を危惧する声は当然上がった。
そこで選択されたのが、生分解性素材を用いた最新型の花火玉と、重金属の飛散を極限まで抑えた環境負荷低減型の火薬技術だ。打ち上げ直後には、ボランティアと専門業者によるダイバーチームが水底の清掃作業に入る体制も整えられている。環境団体の厳しい批判と向き合い、対話を重ねることで勝ち取った開催許可だった。自然環境との共生なくして、現代の大規模イベントの継続はあり得ない。