物語の終盤、ファンの間で伝説として語り継がれる最大の衝撃展開が訪れる。大統領ファニー・ヴァレンタインの死に際し、隣の次元から連れてこられた「もう一人のディエゴ」の登場だ。この平行世界のディエゴが携えていたスタンドこそ、かつてのDIOを彷彿とさせる時間を止める能力、「THE WORLD(ザ・ワールド)」であった。
恐竜化の能力とは打って変わり、圧倒的な絶対優位を誇る時止め能力の再登場は、読者に大きな戦慄をもたらした。荒木飛呂彦が仕掛けたこの極上のサスペンスは、第7部のラストスパートを怒涛のクライマックスへと押し上げる決定打となった。