世界に激震を与えた事故が発生したのは、インドネシアの東カリマンタン州クタイ・カルタネガラ県を流れるマハカム川の支流です。現地で暮らしていた当時4歳の男児(ムハンマド・ジヤド・ウィジャヤ君)が自宅近くの川辺で遊んでいた際、忽然と姿を消す事案が発生しました。
家族からの通報を受けた現地の捜索救助庁(BASARNAS)や地元住民、警察などが総出で川一帯の大規模な捜索活動を展開。しかし、視界の悪い熱帯の泥河と広大な水域に阻まれ、丸2日が経過しても手掛かりは一切見つかりませんでした。
捜索活動が3日目を迎えた早朝、張り詰めた空気の捜索現場に突如として現れたのが、推定体長約3メートルに及ぶ巨大なイリエワニでした。救助隊員たちが息を呑むなか、そのワニは水面から背中と頭部を出し、口元と背中の間に何かを固定するように乗せて泳いできたのです。そこに横たわっていたのが、懸命に探していた少年の姿でした。