詐欺の恐ろしい点は、金銭的な損害だけに留まらない。大会当日の会場エントランスで、初めて偽物だと気づかされる悲劇が多発していることだ。電子チケット主流の時代となり、詐欺師たちは過去の入場画面や偽のQRコード画像を「電子チケット」と偽って送信してくる。
現地でスタッフが専用端末で読み取った際、「エラー:既に有効化されているか無効なコードです」との表示が出た瞬間、被害者は夢から醒めさせられる。遠方から交通費や宿泊費をかけて訪れた家族やカップルが、夏の夜空の下で呆然と立ち尽くすケースが後を絶たない。会場周辺では警察官の手を借りて被害届を出そうとする人々で混乱が生じる事態も報告されている。