一般的なお腹の不調と迷走神経反射が大きく異なるのは、腹痛に伴う「全身症状」の圧倒的な激しさだ。腹痛そのものの強さもさることながら、自律神経の変調が全身に及ぼす影響が顕著にあらわれる。
代表的なサインには、顔面蒼白、手足の先から噴き出す冷や汗、強い吐き気、視界が真っ白や真っ暗になる感覚(ブラックアウト)、耳鳴りや頭重感、意識が遠のく感覚などが挙げられる。
これらの症状はお腹が痛くなってから数分以内に怒涛の勢いで押し寄せる。特に狭く密室であるトイレの中では、不安感やパニックが症状を加速させるケースも少なくない。