タイパ(タイムパフォーマンス)や効率性が重視される現代社会。しかし、恋愛や人間関係における「無駄な葛藤」や「割り切れない思い」は、いつの時代も変わらず人々の胸を焦がす。むしろ、すべてがデジタルで割り切れる時代だからこそ、この曲が描く「泥臭い人間らしさ」が新鮮に映るのだ。
スマートフォンの画面越しに流れてくる、泥臭くも美しい感情の揺らぎ。若者たちはそこに、自分たちが普段押し殺している「割り切れない本音」を見出しているのかもしれない。記号化された現代のポップスにはない、生々しい人間臭さがそこにはある。