「毎年、この時期になると近所の大きな倉庫の周方に不審なロケバスが止まっていないか見てしまう」。そう語るのは、過去にスタート地点の近くに住んでいたという40代の男性だ。地元住民にとっては、お祭りのようなワクワク感と、交通規制への懸念が入り混じった複雑な心境のようだ。
一方で、ネット上の「特定班」と呼ばれる人々は、放送開始直後の背景に映るわずかな景色や、道路の舗装、電柱の看板などから場所を割り出す。彼らの解析スピードは年々上がっており、スタートの号砲が鳴る前に場所が特定されることも珍しくない。このスリリングな攻防もまた、視聴者にとっての裏の楽しみ方になっている。