生成AIがイラストや建築デザインを一瞬で出力する時代において、大学で美術やデザインを学ぶ意義はどこにあるのか。美術学部が打ち出す回答は、驚くほど実践的で力強い。
デザイン学科や建築学科のスタジオを覗くと、デジタルツールと手作業のアナログな試行錯誤が見事に融合している。地域の廃材を再利用したサステナブル建築の提案から、北海道のアイヌ文化と現代アートを掛け合わせたビジュアルデザインまで、AIには代替できない「根底にあるストーリー」と「地域の手触り」を重視した作品群が並ぶ。社会課題の解像度を高め、目に見える形に翻訳する技術こそが、彼らの武器だ。