彼女の大胆な演技が映画ファンの間で伝説的に語り継がれている代表作といえば、三浦大輔監督の映画『愛の渦』(2014年)です。裏風俗の乱交パーティーを舞台にした密室劇において、河井青葉はリアルな人間の欲望と気まずさを生々しく体現。身体を張ったシーンでありながら、ただのエロティシズムにとどまらない人間の滑稽さや孤独を見事に表現し切りました。
さらに、廣木隆一監督による群像劇『さよなら歌舞伎町』(2015年)や、大崎章監督の『お盆の弟』(2015年)でも、情感あふれる濃密なベッドシーンを披露しています。いずれの作品でも、単なる露出として消費されるのではなく、登場人物の人生の哀愁や生活の匂いを観客に突きつける重要な表現として成立させ、映画界に大きな衝撃を与えました。