多くの注目を集めた山本陽子と沖田浩之の交際期間は、約2年から3年に及びました。二人は極めて真剣に交際を続けていましたが、1986年を過ぎた頃、静かに別々の道を歩む決断を下します。
決定的な山本陽子沖田浩之破局理由として伝えられているのは、憎しみ合いやトラブルによるものではなく、互いの将来を見据えた「愛ゆえの発展的解消」でした。当時20代前半を迎えた沖田浩之さんは、アイドルから本格派の舞台俳優・個性派俳優へと脱皮すべき重要なキャリアの岐路に立っていました。一方、山本陽子さんは一人の自立した大人の表現者として、すでに揺るぎない地位を確立していました。
「これ以上自分が彼の若さや将来の可能性を縛り付けてはならない」という山本陽子さんの深い親愛と配慮、そして「一人の自立した大人の男として大成したい」という沖田さんの覚悟が重なり合った結果の別れでした。泥沼の破局劇が多かった昭和の芸能界ビッグカップルの中にあって、二人の幕引きは極めて美しく、破局後もお互いの仕事を心から尊重し合う良好な関係が続きました。