東急自動車学校の歩みを語る上で欠かせないのが、二子玉川時代から多摩唐木田への歴史的移転です。同校は1954年(昭和29年)、世田谷区玉川(現在の二子玉川駅南東側)に開設されました。多摩川の豊かな自然に隣接する広大なコースは、城南・城西エリアに住む多くの人々に親しまれ、半世紀以上にわたり地域の顔として定着していました。
この地に転機が訪れたのは、総事業面積約11.2ヘクタールにおよぶ東京都内最大級の民間再開発事業「二子玉川東地区第一種市街地再開発事業(現・二子玉川ライズ)」の本格始動です。東急グループ主導の都市機能再構築に伴い、同校の敷地は再開発区域の中核用地として位置づけられました。
2009年12月、東急自動車学校は惜しまれつつ二子玉川での営業を終了し、小田急多摩線の終点である多摩市唐木田へと拠点を移転しました。唐木田の新校舎は、広々とした四輪・二輪専用コース、環境配慮型設備、送迎バスネットワークを備えた最新鋭のフラッグシップ教習所としてオープンし、多摩エリアの新たな交通安全拠点として再スタートを切った経緯があります。