黒石の歴史的景観のシンボルである中町こみせ通り。この通り沿いには、表の喧騒から一歩入った場所にひっそりと佇む隠れ家スポットが多い。
取材班が訪れたのは、築100年を超える商家をリノベーションした店舗だ。ここでしか味わえない季節限定スイーツとして人気を集めているのが、地元の契約農家から仕入れる完熟りんごを使ったタルトタタン。じっくり煮詰めたりんごの酸味と香ばしいパイ生地の組み合わせは絶品で、午後には売り切れてしまうことも珍しくない。
また、ランチタイムの看板メニューであるスパイスカレーも見逃せない。隠し味に津軽特産のリンゴ酢と地元の味噌を加えたルーは、深みのあるコクと爽やかな後味が特徴だ。古い柱や梁に囲まれた温もりのある店内でいただく手作りランチは、旅の記憶に強く刻まれるはずだ。