東京タワー蝋人形館の閉館理由と跡地の今|カルト的人形の行方を追う

東京タワー蝋人形館の閉館理由と跡地の今|カルト的人形の行方を追う

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東京タワー蝋人形館を語る上で絶対に外せないのが、異常なまでのこだわりで集められたロックミュージシャンたちの蝋人形コーナーです。ジミ・ヘンドリックスやビートルズといった大御所はもちろんのこと、フランク・ザッパ、キング・クリムゾンのロバート・フリップ、イエス、ジェスロ・タルのイアン・アンダーソン、リック・ウェイクマンなど、プログレッシブ・ロックを中心としたコアなラインナップがずらりと並んでいました。

この異色の展示が実現した背景には、当時のプロデューサー兼オーナーであり、音楽レーベルの運営やプログレ専門誌『MARQUEE』の編集にも深く関わっていた杉本昌哉氏の強烈な情熱がありました。杉本氏自らがロンドンの職人に直談判し、衣装の質感から愛用の楽器、表情の皺に至るまで細密にオーダーして制作された人形たちは、海外の著名ミュージシャンが来日時にわざわざ立ち寄るほどのクオリティを誇っていました。「なぜ東京タワーにザッパがいるのか」と驚愕した洋楽ファンにとって、まさに聖地と呼ぶにふさわしい空間でした。

斉藤 蓮
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斉藤 蓮

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