全国的な知名度を不動のものにした決定打が、1982年にリリースされたシングル『夢芝居』でした。シンガーソングライターの小椋佳が作詞・作曲を手掛けたこの楽曲は、哀愁を帯びたメロディと艶やかな歌詞が大衆演劇の世界観と完璧に合致し、瞬く間にメガヒットを記録します。
オリコンチャートの上位に長期間ランクインし、翌1983年の『第34回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たしました。大衆演劇出身の役者が歌手として紅白の舞台に立つことは極めて異例であり、日本中のお茶の間にその存在を強烈に印象づけました。
紅白のステージで披露された、華麗な舞と哀愁漂う歌声のパフォーマンスは視聴率にも大きく貢献し、単なるブームにとどまらない本物のエンターテイナーとしての地位を確立させました。