長年番組の根幹を支えてきた演歌ジャンルの出場枠縮小も、今回の選考で際立ったテーマだ。高視聴率を獲得してきた定番曲のメドレーやベテラン歌手の安定感は捨てがたいものの、若年層のリアルタイム視聴を取り戻すためにはJ-POPやグローバル展開を見据えたグループの補強が不可欠となっている。
伝統と革新の狭間で揺れ動く制作チームは、視聴率の低下を防ぐために大胆なジャンルの再配分を決断せざるを得なかった。これにより、長年親しまれてきた演歌の大御所たちが姿を消す一方で、瞬発力のあるポップスアーティストが次々と抜擢される現象が起きている。