東京証券取引所の板情報を分析すると、現在の株価形成には強いボラティリティが組み込まれていることがわかる。空売り比率が高水準で推移する中、好材料が飛び出すたびにショートカバー(買戻し)を巻き込んだ急騰が発生しやすい環境が整っている。
海外のヘッジファンドは依然として同社の財務体質に厳しい視線を送っており、戻り売りを狙う姿勢を崩していない。一方で、個人の信用買い残も高水準を維持しており、心理的節目となる株価ラインをめぐる攻防は日常茶飯事だ。決算発表のたびに数パーセント規模の上振れ・下振れが起きる背景には、こうした需給の歪みが存在する。