長らくモバイル通信産業におけるメッセージング分野は、プラットフォームごとに分断されてきた。iPhone同士の強固な連携を誇るiMessageと、日本市場を席巻するサードパーティ製のインスタントメッセンジャーであるLINE。この二大勢力に対し、オープンな標準規格であるRCSの推進は大きな対抗軸となっている。
特にGoogle最高経営責任者(CEO)のスンダー・ピチャイ氏は、プラットフォームを超えたシームレスな通信環境の重要性を繰り返し訴えかけてきた。異種OS間での相互運用性が高まったことで、キャリアやOSの壁を越えた自由なテキスト・画像交換が現実のものとなりつつある。特定の独自アプリに依存せず、電話番号ひとつで完結する利便性は、今後のモバイル通信産業の勢力図を塗り替えるポテンシャルを秘めている。