親と同居する若者と家族のあり方は、エンターテインメント作品の中でも象徴的に描かれてきた。アカデミー賞を受賞し世界的な社会現象となった映画『パラサイト 半地下の家族』は、貧困層の家族が富裕層に寄生していく様をダークユーモアで描きつつ、経済的自立が困難な現代社会の格差構造を鋭く突いた。
一方で、日本のテレビドラマ『過保護のカホコ』では、親の過度な干渉とそれに依存する娘の姿がコミカルかつリアルに描写され、親離れ・子離れができない日本型家族の病理を提示した。これらの作品はいずれも、親と同居し続けることが個人の性格問題にとどまらず、社会的・文化的な構造と深く絡み合っていることを社会に強く印象付けた。