スマートフォンの画面越しに見る「完璧な日常」が、現実の夫婦関係を蝕んでいる。インスタグラムやTikTokで「#産後ママ」「#旦那大好き」といったハッシュタグと共に、キラキラした姿を投稿し続ける妻たち。彼女たちにとって、可愛くあることはフォロワーを獲得するためのビジネスであり、アイデンティティそのものだ。
しかし、カメラが回っていない場所での家庭環境は荒れ果てていることも珍しくない。動画の撮影や編集に没頭し、子どもの泣き声にも気づかない妻。そんな「作られた可愛さ」と「冷え切った現実」のギャップに耐えかねた夫が、愛想を尽かす事例が多発している。SNS上の称賛と引き換えに、最も身近なパートナーからの信頼を失っているのだ。