欧州の自動車メーカーがこぞって採用するのが「48Vマイルドハイブリッド」だ。日本の軽自動車などが採用する12Vシステムに比べ、電圧を4倍に高めることで、より強力なアシストと効率的なエネルギー回収を可能にしている。
なぜ48Vなのか。それは、感電対策などの厳重な安全基準(一般的に60V以上で求められる)を回避しつつ、コスト対効果を最大化できる限界の数値だからだ。メルセデス・ベンツやBMW、ボルボなどは、このシステムをいち早く標準化し、プレミアムセダンからSUVまで幅広く展開している。高速域からの減速時にエンジンを完全に停止させて滑空する「コースティング」技術など、欧州の高速巡航環境に最適化された進化を遂げている。