近年の脳科学研究では、他愛のない会話が脳の扁桃体の興奮を抑え、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を減少させることが分かっている。深刻な議論をしているとき、脳は緊張状態にある。これに対し、結論を求められない会話をしているとき、脳はリラックスモードに入る。
「昨日のテレビ見た?」や「あの店のランチが美味しかった」といった会話は、脳にとっての安全確認プロセスだ。この人は自分を攻撃しないという安心感が、精神的な安定をもたらす。ストレス社会と言われる今、この防衛システムはかつてないほど重要になっている。