顔が似ていることの面白さは、ビジュアルの類似性だけに留まらない。不思議なことに、二階堂ふみに似ていると評される女優たちは、演技のアプローチや役柄の選び方においても共通の傾向が見られる。それは、「一筋縄ではいかない役どころ」を好むという点だ。
王道のラブストーリーのヒロインを演じる一方で、狂気を孕んだ悪役や、社会の境界線で生きる葛藤を抱えたキャラクターを泥臭く演じきる。見た目の愛らしさと、内面から滲み出る生々しい人間味のギャップ。この二面性こそが、彼女たちを単なる「可愛い女優」から「目が離せない表現者」へと押し上げる共通のエンジンになっている。