日本のディズニー吹き替え作品の中でも、本作が特に高く評価され続ける理由は、単なる「声の置き換え」にとどまらないクリエイティブな翻訳と演出にあります。英語のニュアンスを日本語の美しい響きに落とし込み、それをキャスト陣が身体全体で表現していました。
特に歌唱パートにおける日本語の乗せ方は秀逸で、キャストたちのブレス(息継ぎ)の位置や感情の昂ぶりが、アニメーションのキャラクターの動きと完璧にシンクロしていました。劇場のスピーカーから伝わるその熱量は、まるで舞台演劇を観ているかのような臨場感を観客に与え、それがリピーターを続出させる要因となったのです。