このニュースに最も敏感に反応しているのは、教育現場と受験生たちだ。都内の学習塾講師は、戸惑いを隠せない様子で語る。
「せっかく『いい箱(1185)作ろう』で定着していたのに、また『いい国(1192)』に戻るかもしれないとなると、指導方針を修正しなければならない。入試問題を作る大学側も、当面は具体的な年号の記述を避けるような出題形式にするのではないか」
文部科学省の関係者によると、教科書の検定基準がすぐに変更されるわけではないという。しかし、歴史の解釈が固定されたものではなく、新しい発見によって常にアップデートされる生きた学問であるという事実は、子どもたちにとって格好の教材になるだろう。