臨床の現場でも、鼻うがいの予防的価値を再評価する動きが加速している。慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の経過観察において、毎日の鼻洗いを導入したグループは、導入しなかったグループに比べてステロイド点鼻薬の使用量が有意に減少したという研究報告も相次ぐ。
また、風邪やインフルエンザ、コロナウイルスなどの上気道感染症予防においても、粘膜にウイルスが定着・侵入する前の「最初の数時間」に物理的洗浄を行うメリットは計り知れない。薬の副作用による眠気や口の渇きに悩まされるビジネスパーソンにとって、化学物質に頼らないこのコンディショニング手法は強力な武器となっている。