実践倫理宏正会を語る上で避けて通れないのが、政界とのパイプである。特に自由民主党の国会議員や地方議員との関係は極めて深い。毎年開催される全国規模の元朝式や大集会には、与党の幹部級政治家がズラリと顔をそろえ、祝辞を述べる光景が恒例となっている。
政治家側にとって、全国に広がる朝起き会の強固なネットワークは喉から手が出るほど欲しい「確実な票田」だ。会員が一糸乱れぬ行動力で選挙応援や電話掛けに動くため、地方選挙から参議院比例区に至るまで、絶大な集票マシーンとして機能してきた。
一方で、政界との密接な関わりが団体の「お墨付き」となり、勧誘された一般市民が「自民党の議員も来ているから安心だ」と誤認するスパイラルを生み出している。政官財との結びつきが組織の自浄作用を妨げ、被害の告発を難しくしてきた側面も見逃せない。