生涯消えない傷を左目に負うことになった原因は、思春期のボウイが引き起こした1人の少女を巡る恋のトラブルでした。
当時、ブロムリー・テクニカル・ハイ・スクールに通っていたボウイ(本名:デヴィッド・ジョーンズ)には、ジョージ・アンダーウッドという大親友がいました。ある日、ジョージはキャロル・ゴールドスミスという意中の少女とデートの約束を取り付けます。ところが、ボウイもその少女に惹かれており、ジョージに「彼女から『今夜は都合が悪くなったから来なくていい』と伝言を預かった」と嘘をつき、自分がその場へ先回りしようと画策しました。
翌日、嘘をつかれてデートを邪魔されたことを知ったジョージは激怒。学校の敷地内でボウイと激しい口論になり、感情を抑えきれずに左手の指輪をはめた拳でボウイの左目を力任せに殴り倒したのです。指輪の突起がボウイの眼球を直撃し、左目の筋肉と神経に深刻な損傷を与えました。
ボウイはすぐさま病院に搬送され、失明の危機に瀕しながら4ヶ月以上の入院と複数の手術を受けることになりました。医師たちの懸命な処置によって完全な失明こそ免れたものの、左目の視力低下、立体感や距離感の欠如、そして生涯元に戻らない瞳孔不同が後遺症として残りました。