物語の深層において、コアラという存在が果たす役割は極めて大きい。幼少期、天竜人の残酷な支配下で日常的な暴力に晒され、恐怖から笑顔を作り続けることしかできなかった痛ましい姿。その深い絶望の闇に救いの手を差し伸べたのが、聖地を急襲し奴隷たちを解放した魚人族の英雄、フィッシャー・タイガーであった。
背中に刻まれた奴隷の烙印を太陽のシンボルで上書きされ、故郷フールシャウト島へと送り届けられた経験は、彼女の魂に不滅の光を灯した。そして大人になった彼女は、ルフィの義兄である参謀総長サボと強い絆で結ばれる。奔放なサボを時に厳しく諫め、時に全幅の信頼を寄せるバディ関係。物語が佳境を迎えるなか、彼女の卓越した情報収集力と状況判断は、革命軍の前線において勝利を引き寄せる要となっている。