健康診断における空腹時血糖値が正常範囲内であっても、食後に血糖値が跳ね上がる「食後高血糖」の症状を抱える人が増えている。この現象は別名「血糖値スパイク」とも呼ばれ、血管内皮細胞を傷つけ、将来的な動脈硬化や心筋梗塞のリスクを高める要因として警鐘が鳴らされている。近年、予防医学の分野では、空腹時だけでなく食後の数値変動をコントロールすることこそが健康寿命を延ばす鍵であるとの見解が主流となった。
厚生労働省が公表する国民健康・栄養調査の結果を見ても、糖尿病予備軍とされる人口は依然として高い水準を維持している。こうした社会情勢を背景に、消費者のセルフケア意識は急速に高まった。その結果、食生活の劇的な改善を伴わずに始められる機能性表示食品市場は爆発的な拡大を見せている。中でも毎日の生活に無理なく組み込める特定保健用食品(トクホ)飲料は、多忙な現代人にとって最も手軽な解決策として支持を集めているのだ。