感情的な議論に流されることなく治安の実態を把握するには、一次データに基づく検証が欠かせません。兵庫県警の「事件事故発生状況」統計によると、県内の刑法犯認知件数は2000年代初頭のピーク時(年間約13万件超)から激減し、直近では3万件台前半から中盤で推移しています。これは警察官のパトロール強化や防犯カメラの急速な普及が大きく寄与しています。
しかし、総数が減少する一方で、詐欺やサイバー犯罪、匿名性の高い強盗事件などの「見えにくい犯罪」は増加傾向を示しています。以下の表は、兵庫県警統計および警察庁公表資料をもとに、犯罪類型ごとの現状と一般的な指標、編集部の分析を比較整理したものです。
兵庫県の事件に関する2026年最新情報では、匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)への警戒が最優先事項に挙げられています。従来の指定暴力団への締め付けが強化された結果、指示系統が見えにくい離合集散型の犯罪ネットワークが住宅街への侵入強盗や高額詐欺を企図する事例が確認されており、防犯の焦点は街頭から家庭内の防犯設備(防犯ガラス、センサーライト、固定電話対策)へと移行しています。