二人の出会いは1990年代初頭に遡ります。当時、田中美佐子さんは主演ドラマを何本も抱えるトップ女優であり、推定年収は1億円とも報じられていました。一方の深沢邦之さんは、同じ事務所(劇団)の後輩であり、田中さんの付き人を務めながら月収十数万円前後で下積みを送っていた若手芸人でした。
1995年11月、36歳だった田中美佐子さんと29歳だった深沢邦之さんが電撃結婚を発表した際、世間は「7歳の年齢差」と「年収100倍の格差婚」という構図に騒然としました。しかし、結婚を申し出たのは田中さん側からでした。「私の付き人を辞めるか、結婚するか」という率直な問いかけからスタートした関係は、世間の下馬評を覆し、長年にわたり強固なパートナーシップへと育まれていきました。
深沢さんは結婚後、Take2として『タモリのSuperボキャブラ天国』や情報番組への出演を増やしブレイク。格差を乗り越えて互いをリスペクトし合う夫婦像は、当時のワイドショーでも好意的に取り上げられ続けました。