世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が定期的に更新するWBSC世界野球ランキングにおいて、日本代表「侍ジャパン」はトップランクを堅持しています。多くのファンが「なぜトップチームの大会以外でも日本のポイントが高いのか」と疑問を抱きますが、その鍵は世界ランキングポイント仕組みの精緻な設計にあります。
WBSCの算出システムは、トップチームが出場するWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)やプレミア12だけでなく、U-12、U-15、U-18、U-23といったユース世代の国際大会すべてに傾斜配分されたポイントが付与される構造です。過去4年間の国際大会成績が積算されるため、単発のビッグトーナメントで優勝するだけでは長期的な1位は維持できません。日本が強固な地位を保ち続ける背景には、高校生や大学・社会人、アンダー世代に至るまで全国的な育成システムが途切れず機能しているという野球強豪国一覧決定的な理由があります。
世界的な勢力図に目を向けると、アメリカ、メキシコ、台湾(チャイニーズ・タイペイ)、韓国といった伝統的な強豪が上位を占める一方、近年はチェコやオランダなど欧州勢の組織的な台頭が目立ちます。中南米諸国がMLB直結のアカデミー型育成で個の能力を伸ばすのに対し、日本は規律と基礎技術を重んじる学校・社会人野球の重層構造が強みとなっており、これが国際舞台での驚異的な勝率につながっています。