ギャンブルや宝くじの合理性を測る指標に「期待値(1枚購入したときに戻ってくる平均見込み額)」があります。数学的な観点からミニジャンボの期待値を検証すると、意外な事実が見えてきます。
日本の宝くじは「当せん金付証票法」という法律に基づき、還元率の上限が50%未満と定められています。実際の還元率は本家ジャンボもミニジャンボも約46%〜48%の範囲内で綿密に計算されており、1枚300円に対する期待値はおよそ140円前後でほぼ同一です。
では何が違うのかといえば、統計学における「分散(リスクの散らばり)」です。本家ジャンボは極端なハイリスク・ハイリターン型であり、大多数の購入者が300円(末等)のみの回収で終わる一方、ミニジャンボは中間賞や1等の本数が多いため、ミドルリスク・ミドルリターン型の穏やかな分布を描きます。期待値は同じでも、「当たりを体感できる確率の高さ」においてミニジャンボが優位に立っています。