ふたりの運命を決定的に変えたのが、2011年の夏に起きた「SNS騒動」だ。当時、まだ個人の情報発信ツールとして過渡期にあったTwitter(現X)上で、高岡が放った過激なテレビ局批判は、一瞬にしてネット空間を爆発させた。現代でいう「炎上」の最初期にして最大級の事態であり、社会現象と化すまでに時間はかからなかった。
所属事務所からの解雇、過熱するメディアの取材攻勢、そしてネット住民による連日の大議論。直情的な高岡の発言は、表現者としての愚直さゆえだったのかもしれないが、CMやドラマに多数出演し「清純派」の象徴でもあった宮崎を取り巻くビジネス構造とは、あまりにも相性が悪すぎた。プライベートな夫婦関係は、否応なくパブリックな議論の渦中へと引きずり込まれていったのだ。