こうした意識の変化は、巨大な経済的波及効果をもたらしている。世界中で市場規模を急速に拡大しているのが、ヘルスケア・ウェルネス産業の新たな中核たる「睡眠テック」分野だ。
最新のウェアラブル端末やスマートマットレスは、心拍数や体温の変化、レム睡眠とノンレム睡眠の周期をリアルタイムで解析。個人の体温変化に合わせてマットレスの温度を自動調整するシーツや、脳波に合わせて最適な音響を流すAIデバイスまで登場している。
感覚に頼るのではなく、データに基づいて睡眠をデザインする時代が到来した。睡眠テックの進化は、「寝るのが好き」な人々の快眠体験をこれまでにない次元へと引き上げている。