121日間の過酷なリレーを締めくくるフィナーレは、2026年7月23日、無観客の国立競技場で行われた開会式でした。夜空を彩るドローンの光の演出に続き、競技場内に聖火が姿を現した瞬間、世界中の視線がスタジアムの中央に注がれました。
スタジアム内の聖火リレーは、日本のスポーツ史と社会へのメッセージを凝縮した布陣で構成されていました。
1. 野村忠宏(柔道)& 吉田沙保里(レスリング)
2. 王貞治 & 長嶋茂雄 & 松井秀喜(日本プロ野球界のレジェンド)
3. 大橋博樹(医師)& 北川純子(看護師)(コロナ禍の最前線で戦う医療従事者)
4. 土田和歌子(パラアスリート)
5. 岩手・宮城・福島の子どもたち(被災地の未来を担う世代)
6. 大坂なおみ(テニス)
聖火台の最終走者・大坂なおみが階段を駆け上がり、富士山をモチーフにした球体の聖火台が太陽のように開いて火が灯された瞬間、リレーは完結しました。人種的・文化的多様性を象徴するアスリートの起用は、多様性と調和(Unity in Diversity)を掲げた大会理念を世界に鮮烈に印象づける幕切れとなりました。