ドラクエシリーズにおいて「つまらない」というレッテルが貼られやすい作品には、いくつかの目立つ特徴がある。第一に挙げられるのが、序盤のテンポの悪さと執拗なレベル上げ作業の強制だ。倍速機能やオートバトルが標準化された現代のゲームシーンにおいて、高すぎるエンカウント率と平坦なコマンド入力の繰り返しは、ストレスの温床でしかない。
さらに、自由度の低さや、一昔前の不便なユーザーインターフェース(UI)の踏襲も槍玉に挙げられる。「冒険のヒントが少なすぎて次にどこへ行けばいいか分からない」「移動が遅く、ルーラやキメラのつばさの使い勝手が悪い」といった不満は、リアルタイムアクションやオープンワールドに慣れ親しんだ若い世代ほど顕著だ。