日本のキャラクターライセンスインダストリーはいま、空前のレトロ回帰の波に包まれている。Z世代を中心に「昭和・平成初期のエモーショナルなデザイン」がトレンドとして再評価されるなか、1979年に誕生したタキシードサムが圧倒的な存在感を放ち始めた。
単なるノスタルジーではない。丸みをおびたフォルム、品のあるロイヤルブルーの毛並み、そして鮮やかな蝶ネクタイ。無駄を極限まで削ぎ落とした洗練された造形美が、現代の若者にとって「新しくてどこかエモい」と映るのだ。数多あるファンシーキャラクターの中でも、洗練された配色と独特の上質感をあわせ持つ存在は唯一無二と言っていい。