教室の黒板前に立つ教員の横には、リアルタイムで生徒の回答が一覧表示される大型モニター。岐阜県内でもいち早く1人1台端末の日常使いを定着させた瑞浪市立瑞浪中学校では、授業の姿が劇的に変化している。中学校学習指導要領が掲げる「主体的・対話的で深い学び」を実現するため、単なる知識の暗記ではなく、データを分析して意見を交わすスタイルが定着した。
ここで特筆すべきは、民間の教育産業との積極的なソリューション連携だ。最先端のAI学習アプリを活用した個別最適な学びが導入され、生徒は自らの習熟度に合わせて課題に取り組む。躓いたポイントが即座に可視化されるため、教員も的確な個別指導へリソースを割くことが可能になった。デジタルツールが単なる文房具として溶け込む光景は、公立中学校におけるICT活用のひとつの到達点と言える。