かつてサンロッカーズ渋谷のユニフォームを身にまとい、強烈なリーダーシップでチームを鼓舞し続けた日々。あの熱狂的なホームコートで培った守備の強度とゲームメイキングの精度は、彼の血肉となっている。クラブの歴史に刻まれた激闘の記憶は、新たな舞台へ踏み出すための強固な基盤となった。
「既存の成功体験に甘んじるつもりはない」。周囲の喧騒をよそに、本人は至って冷静だ。国内での地位を確立しながらも、常により高いレベルの競争を求め続ける姿勢。その視線はすでに、アジアを越えて世界の強豪たちがひしめく領域へと向けられている。