杉田の代表作は銀時だけにとどまらない。『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョン役で見せた長文の語り(モノローグ)は、当時のアニメ界に大きな衝撃を与えた。やれやれという呆れ顔が目に浮かぶような自然体でありながら、作品全体の語り部として物語を力強く牽引した演技は、多くの後進に影響を与えている。
さらに『ジョジョの奇妙な冒険 第2部 戦闘潮流』の若き日のジョセフ・ジョースター役では、知略とハッタリを駆使して戦うトリックスターを見事に演じ切った。「おまえの次のセリフは——」に代表される名セリフの数々は、杉田の緩急ある声のトーンによって強烈なインパクトを残した。静と動、知性と野性味を併せ持つキャラクターにおいて、彼の右に出る者はいない。